メジ12とコンタック22

コンタックはそのまま飲んだのでまだ大して効いていない。

メジ12t程度では飛べない体なので、まだ自我と知能がある。

自分が自分であるうちに少し書き残しておく。

3時間前くらいに手持ちのメジとコンタックを全て飲んだ。致死量には及ばないがしばらく記憶が飛ぶのは確定なので少し怖い。

死にたいけど死にたくなくなってきたのでカッターと縄は隠してきた。

まあ見つけたところで上手く縄を結べないだろうし、カッターも上手く持てないだろう。

先程少し太ももを切ってみたが、あまり痛くなかったので効いてきてはいるはず。

何が起きるか分からない不安よりも今ある不安を忘れてしまえる喜びが勝っている。

少しの快楽のために多額を費やしている様は他人の目には愚かで、滑稽にしか映らないのだろう。

だが、そうしないと私は死んでしまう。

仕方ないのだ。

書いているうちにコンタックが効き始めたのか、手が震える。幻覚のようなものが見える。

私はなんだったのだろうか。もう思い出せない。

思い出せないということは大したことではないのだろう。