どうしようもないほどの暗い気持ちになった。声が、私に語りかけてくる。みんなが私を嫌って、疎ましく思っている。他人に迷惑をたくさんかけている。死ねば全て解決する筈だから、私は生きていてはいけない人間なのだ。でも死が救済だとは思わない。私は消えたいだけで、死にたくはない。
誰の記憶にも残らず、生きていた痕跡も全て消えて、私の代わりに誰かが補充される。そんなことをベッドの上で妄想する。
カウンセラーに相談しても、綺麗事でかえされる。
「貴女の代わりなんていない。貴女は世界にたった1人しかいないんだから。」
「貴女が死んだらみんな悲しむよ」
「消えて良い人間なんていないんだよ。」
「ちょっとだけ頑張ってみよう。」
全部、聞き飽きた。私はこれでも精一杯頑張っているつもりだし、きっと誰も私の死を悲しまない。第一、みんなって誰?何もわかっていないのに、助言したつもりになって満足しないでほしい。
「死なないでほしい」と言っていたあの子も、どうせ私が死んで5年も経ったらさっぱり忘れているだろう。
所詮、私も含め人間なんて自分以外に興味なんてないのだ。
みんな消えてしまえば良いのに。